遺族に寄り添って、故人と語らう時間を届けます
エンバーミングのご案内
死別の悲しみを癒すために必要なことは、故人との思い出を振り返り、心の痛みや感情を表現し受け入れることです。
そのために必要な時間を提供するものがエンバーミングです。
慌てることなく、ゆとりある葬儀
葬儀までゆっくりとした時間が必要な時
人が生きていく間にはたくさんの人とのご緑があります。その「一人ひとりとゆっくりとお別れがしたい」と故人の方も思っているのではないでしょうか。
エンバーミングをすれば、1週間から10日間もの問ドライアイスを使用せず、ご遺体の状態を維持することができます。
その間に、故人とご縁のあった方々が訪れ、それぞれの思い出などを語ってくれることでしょう。故人の生きた証、遺族の知らない一面がわかるとともに、たくさんの人々に支えられていることに気がつくでしょう。
そして、遺族も思い残すことのないようしっかりと語らい、必要なら手紙を書いてあげるなどすると気持ちが少し整理されると思います。
元気な頃の表情、安らかなお姿で
元気な頃とお顔に変化がある時
長い闘病生活や事故などで、故人のお顔が元気な頃とは変わってしまった状態でのお別れはとてもつらいものです。
棺の中のお顔を見せることができないと、お別れに来た方々にそのことを伝える事はとてもつらく、心苦しい体験となります。さらにご遺族にとって後悔や罪悪感がいつまでも残ることもあるのです。
エンバーミングでは、元気だった頃のお顔に近づけ、また故人に触れてお別れすることが可能になります。(※)
最後のお顔は一生覚えているものです。だからこそ、最後は「いつものあの人で」お別れをしてはいかがでしょうか。
※ご遺体の状態によって修復や触れることのできる範囲に限りがある場合もございます。
エンバーミングとは
ご遺体の殺菌・消毒、防腐処置、修復・化粧などを行うその一連の技術のことです。
ご遺体内の体液を、血管を通じて防腐・消毒のための薬液と交換し全身に浸透させることにより、長期のご安置が可能になります。
また、長期入院でやせてしまい生前の面影がなくなっていたり、事故などでお顔に傷があるような場合にも、できる限り元のお姿に近い状態に修復し、お化粧を施します。
一般的なエンバーミング処置の内容
(1)専用のお部屋にご遺体を安置し、全身を消毒液で洗浄し、硬直を解くマッサージをします。
(2)髭を剃り、目や口を閉じてお顔の表情を整えます。
(3)小切開(1~2cm)を施し、血菅を通じて薬液を血液と入れ替えます。
(4)腹腔内の体液を吸引し、小切開の跡などを修復します。
(5)もう一度全身を洗浄し、シャンプ一・リンスをし、お体を拭きます。
(6)ドライヤーで髪を乾かし、ご要望の服の着付けをし、お化粧・修復をします。
(7)ご要望により納棺と、通夜・葬儀までのアフターフォローをいたします。
トータル処置時間・約3時間(搬送時間別)